オイルランプの灯りの魅力

「炎の灯りを楽しむオイルランプ」ですから、この点が何といっても魅力の最重要ポイントです。またたき、きらめき、ゆらめき、暖かさ、激しさ、危うさ、深さ、明るさ、包容力、神秘性、魔性性・・・。炎とその陰影から感じる言葉は尽きないくらい、さまざまな表情で人の心に訴るものがあります。

 オイルランプの魅力は、この「炎が心に訴える何か」であり、炎の灯りそのもののように思います。

 また、その灯りが「常に一定の位置にあり、大きさが安定していて揺れない」というオイルランプの特長は、灯りの魅力を一層深めるものとなります。

 加えて、飲食店で炎の灯りを楽しんでいただくオイルランプには、お客様が炎に触れないよう炎をガラスで包むランプを基本としています。オイルランプは、炎を包むガラスの種類を変えることで炎の魅力を様々に変化させることができる特長を持ちます。

 ここでは、オイルランプの灯りの魅力を、ランプに使うガラスに応じて様々に変化する灯りを例に、画像を交えてご説明していきたいと思います。

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<クリアな灯りがともるクリアガラス>

 ガラスの基本である透明(クリア)なガラスは、一目瞭然、炎をそのまま見せる効果があります。炎の魅力であるまたたき、ゆらめき、それに伴って生み出される微妙な陰影は、見る人の心を和ませるだけでなく、激しさ、暖かさ、はかなさなどの感情を映すなど、その印象は多様性に満ちています。クリアガラスによる炎の演出は、テーブル演出のスタンダードとなります。

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<ガラス全体を仄かに灯すくもりガラス>

 ガラスに微細な砂を吹き付けてくもりガラスを造る技法は「サンドブラスト加工」と呼ばれ、くもりガラスはサンドガラスと呼ばれることもあります。
 このくもりガラスでランプの炎を包むと、光の拡散効果によってガラス全体が仄かに灯るように見えます。仄かにガラス全体を灯す炎がまたたくと、ガラスの中に微妙な色合いで影が躍るような陰影が生まれ、炎の灯りならではの効果も透明ガラスとは少し違う形で活かされます。
 ガラス全体が灯るくもりガラスによる炎の演出は、離れた視点でも灯りを大きく捉えることができるため、店舗全体を演出する空間演出のスタンダードとなります。

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<灯りを優しく彩るアンバーガラス>

 ガラスそのものを薄い琥珀色(アンバー色)にしたガラスで炎を包むと、炎の色が落ち着いた色合いに変化し、優しい灯りの印象を与える効果があります。
 アンバー色は海外では蜂蜜(Honey)のHで表現されるように、甘さ、優しさを表現する色調となります。
 アンバーガラスを用いた優しい灯りは、テーブルのおもてなしに落ち着いた「優しさ」を加え、お客様の心を和ませます。

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<灯りの輝きを広げるカットガラス>

 カットグラスに見られるように、ガラスにカットを加えると、光の屈折によりガラスの輝きが増す効果が生まれます。このカットガラスをランプに用いると、炎の灯りがカットガラスに乱反射し、輝きが拡散するようにちりばめられる効果を生みます。
 カットガラスによる炎の演出はテーブルの灯りに輝きを加え、ホールの中に華やかな空気を生み出す効果があります。

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<灯りで色を散りばめるステンドガラス>

 教会の窓枠などで見られるステンドグラスは、光を透過する色ガラスを組みあわせることによって光とガラスを美しく彩る技術です。オイルランプの炎を包むガラスにこのステンドの技法を取り入れたガラスを用いると、炎の灯りが散りばめられるとともに、瞬きによって生み出される陰影に色彩が加わる魅力を生み出します。
 ステンドガラスを用いたランプの灯りは、テーブルに色彩感あふれる輝きを加え、華やかさとともに幻想的な雰囲気を創ります。

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<灯りの輝き拡散させるヒビガラス>

 ガラスに特殊な加工を加えて創るヒビガラスでは、ガラス全体に無数のヒビを入れたようなカットが入ります。この微細なカットを無数に入れたガラスをランプに用いると、無数のヒビが炎の灯りの輝きを乱反射させ、輝きが無数にちりばめられたような効果を生みます。
 ヒビガラスを用いたランプの灯りは、テーブルに深みと広がりを持ったきらめきを添える演出効果を生み出します。

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<灯りで色彩を浮かべるカラーガラス>

 赤やグリーンなどの色を加えたガラスをランプに用いると、炎の灯りが、ガラス全体を光らせるため、ガラスの色が空間に浮かぶような効果を生みます。
 情熱的な赤、落ち着いたグリーンなど、炎が浮かべるガラスのカラーは、色調が人の心に訴えかける要素を更に引き出し、テーブルの空間全体に深みを加える効果をもたらします。

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<灯りが模様を浮かべるプリントガラス>

 プリントを施して模様をつけたガラスを用いてランプの灯りをつつむと、灯りが模様を浮かび上がらせるような効果を生み出します。
 和の模様を浮かべる和の灯り、クリスマスの彩りを伝える灯りなど、模様を浮かべるプリントガラスの灯りは、テーブルの演出にメッセージ性を加える方法の一つとなります。

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 ミラー加工や金属蒸着を施したガラスでランプの灯りをつつむと、炎が幾重にも広がる視覚効果を生み出します。幾つにも分かれた灯りが、同時にゆらぎ、またたく演出は、不思議な深みを持つ空間を創り、人の心を惹きつけます。
 炎に視覚効果の遊びを取り入れた灯りは、テーブル演出で遊び心を伝えるツールの一つとなります。

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<灯りを拡げるデザインガラス>

 ガラスそのものに凹凸を加える、ガラスの形状に曲線を加える等のデザインガラスで灯りを包むと、灯りが屈折や曲線によって拡散し、何層にも重なるような効果を生み出します。
 デザインガラスを用いたランプの灯りは、テーブル演出にオリジナリティーを加える効果を生み出します。

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担当:藤田(フジタ)

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